クリーニンングトラブル相談ランキング1位:バッグの汚れ
クリーニンングトラブル相談ランキング2位:革製品の染み(シミ、しみ)
クリーニンングトラブル相談ランキング3位:財布の汚れ
クリーニンングトラブル相談ランキング4位:日焼け、色焼け
クリーニンングトラブル相談ランキング5位:衿・脇の黄ばみ
修復No.0 ヴィトンバッククリーニング、ヌメ革の染み抜き
処置後全体画像
処置後タグアップ画像
処置後ベルトアップ画像
処置前全体画像
処置前タグアップ画像
処置前ベルトアップ画像
愛知県からのご依頼品
ヴィトンモノグラム、キーポール
色柄:モノグラム柄
ヴィトンのキーポールです。旅行先で突然雨が降ってきてしまい、革の部分が雨でシミになってしまいました。
メーカーに聞いても「クリーニングはできるけど、シミが落ちるか分かりません」とあいまいな回答でしたので、こちらに相談させていただきました。
「古くなれば変色していく革なので」と言われても、少しでも目立たない状態にしたいのでよろしくお願いします。
特殊染み抜き 10,000円
インキング補正 20,000円
あんなにはっきりと付いていたシミが、ここまできれいいになくなっていたのには正直驚きました。
「他店とのレベルが違います」と書かれているだけの事はありますね!
これからもたくさんのトラブル衣類を助けてあげてください。
ありがとうございました。
ヴィトンのヌメ革のご相談は大変多いですね。
ヌメ革にも色々ありますが、ヴィトンで使用される「生成りヌメ革」は新品のときは表面が肌色です。
太陽の光を浴びて徐々にキャメルに近づき、最終的にはアメ色になります。
ヌメ革は牛革を植物タンニンにじっくりと漬け込んで、人工的な染料や塗料で仕上げをしていない、自然な状態の革です。
このような革を素上げの革とも呼びます。
タンニンとは、植物に普通に含まれているタンニン酸のことで、最近流行のポリフェノールや、カテキンなどもその仲間ですね。
ヌメ革をタンニンに漬ける理由のひとつは、防腐効果を得るためです。
タンニン染めは徐々にタンニンの濃度を上げて漬け替えるという、大変な手間のかかる染めの1つで、大量生産ができないため、ヌメ革の製品は希少価値を持っているのです。
ヌメ革の修復で1番大変なのは表面に元々加工がされていないと言うことです。
ほとんどの革専門クリーニング店でも断られますので、治らないものだと思われている方が非常に多いトラブルの1つです。
あまり酷いシミや変色は直りませんが、雨ジミ程度ですとほとんど問題なく修復できます。