脱色が激しくとても部分染色では修復できないケースなのですが、ここまで色の差が出来ている脱色の場合、全体を染め直し修復となりますと、かなり濃い色に染め直ししなければなりません。そうしますとデニム感は全くなくなって綿の黒っぽいジャケットのようになってしまいます。
お客様もそれは望んでおられませんでしたので、時間は1ヶ月ぐらいかかりましたが、部分染色で修復させていただきました。
部分染色では色の定着は低いですが、今回のケースでは染め直し修復より部分染色が適切だと判断しました。
当社は無理に染め直しをお勧めしません。
修復方法はお客様と一緒に打ち合わせして決めていますので、時間はかかりますが今回のように部分染色でもここまで修復することが出来ます。
他の専門サイトで色を抜く前に作業後の写真を撮り、色を抜いた後に作業前の写真を撮って、染色ができると掲載しているサイトがあります。
デニムの部分染色はとても難しく、3種類の違う染料を使用して染色していきます。（当社でしかこのクオリティは出せません）
等掲載内容が上記のような偽りではないと理解していただけるように、今回は修復途中の画像を掲載しております。