マッキントッシュコートも染め直しや染色は可能ですが、素材自体が古いと染め直しはできません。
理由は染め直しの際にゴム樹脂が染み出してくることがあるからです。
マッキントッシュは経年劣化による「ゴム樹脂の染み出し」というトラブルが多い製品になりますので、既に樹脂の染み出しが出てきているような状態の製品に関しては染め直し等の作業は行っておりません。
ただし、古いマッキントッシュでも部分的に染色補正レベルであれば行う事は可能です。

基本的に日焼けの修復には2種類の施術があります。
【部分染色補正】
1つは部分的に補色をして色の差をぼかしてあげることで、違和感をなくしてあげる施術で色の差が激しくない場合はこの方法を行います。
色は元色を基準にして退色部分のみ色を染色します。
部分染色の場合常温染めですので、色の定着が染め直しに比べやや弱いという点がありますが、全体の色味は変らないという利点があります。

【全体染め直し】
もう1つは全体を元色より深い色で染め直しをするという施術です。
色の差がはっきりしている状態の場合は、部分的な施術では修復が難しいので、この施術を行います。
色を重ねて行く事で色の差をなくす手法になります。
高温染めですので色の定着が強いですが、色味が深くなってしまう点があります。