エミリオプッチのバッグ（バック）や財布は良くお預かりするアイテムの1つです。
状態を確認したところ、シミではなくカビが点々と出てきている状態でした。
雨に濡れた部分の跡だと思いますが、黄ばみが水ジミのように発生している状態でした。
バッグ（バック）は元々洗うように作られておりませんので、洗うと中の底芯（底のボール紙）から色が出てきたり、縫製している部分に使用される接着剤などがにじみ出たりします。
ましてカビや変色となりますと、バッグ（バック）のクリーニング店でも、断られるケースが高いですね。
特に革と布地のコンビは、革の部分からの色流れの危険が高いですね。
今回の依頼品は持ち手の部分が革製品ですので、取っ手とバッグ（バック）本体の結合部分から色がにじみ出る可能性が高い為、バッグ（バック）専門クリーニング店でも処置の仕方が難しいケースだと思います。

当社の場合は独自の表面洗浄、部分染み抜きで修復していきますので、色流れや型崩れと要った心配はございません。
画像では一部分しか載せてありませんが、四隅全体に黄変やカビはありました。
キレイになって良かったです。