クリーニングで治らないものを治す｜クリーニングステーション

革のクリーニング店ではクリーニングと染色を別に分けているところがほとんどです。ですのでシミだけを取ってほしいなんて、依頼はまず受けてもらえませんね。
今回のようにクリーニングが全く無意味なものでも、クリーニングを勧められ、ボールペンのシミを取るのに、全体の色を変えなければなりません。
また全体染色をしますと、必ず風合いが変わってしまいます。
なぜ3ｃｍの線2本のシミを消すのに全体を染め直しを勧められるのか、みなさんは分かりますでしょうか？

単に色を合わせる技術がないからです。

回り色と全く同じ色で染色する技術がないから、全体を作った色で染めなければならなくなります。
色が合っていないのにシミの部分だけ染色補正すると、その部分だけ違う色になってしまいますから・・・(^_^;)

当社ではインクが付いている部分しか触りません。

当社に革製品の修復依頼がクリーニング店や消費者の方から殺到しているのは、そういった特殊技術で抜きに出ているからなんです。