毛皮の日焼けによる変色はとても相談の多いトラブルの1つです。
諦めている方も多いとお思いますが、毛皮を後染めする為に開発した特殊技法によって修復できます。

日焼けの修復には2種類の施術方法をとっています。
1つは部分的に補色をして色の差をぼかしてあげることで、違和感をなくしてあげる施術で色の差が激しくない場合はこの方法を行う事が多いです。
色は元色を基準にして退色部分のみ色を染色します。

もう1つは全体を元色より深い色で染め直しをするという施術です。
色の差がはっきりしている状態の場合は、部分的な施術では修復が難しいのでこの方法を行います。
色を重ねて行く事で色の差をなくす手法になります。
毛皮の種類や縫製の仕方によって、出来る物と出来ない物があります。
今回の依頼品は毛が汚れを吸い取り毛並みがボサボサになってきていたので、全体のクリーニングも行っております。

　　　　　　　　　　　　〜この特殊技法は2010年に開発した当社オリジナルの修復施術です〜