クリーニンングトラブル相談ランキング1位:バッグの汚れ
クリーニンングトラブル相談ランキング2位:革製品の染み(シミ、しみ)
クリーニンングトラブル相談ランキング3位:財布の汚れ
クリーニンングトラブル相談ランキング4位:日焼け、色焼け
クリーニンングトラブル相談ランキング5位:衿・脇の黄ばみ
修復No.0 塩素漂白脱色、色やけ、日焼け、染色、染め直し
施術前アップ1
施術前アップ2
施術前アップ襟回り
抜染処理後全体
染め直し後全体
施術後アップ1
施術後アップ2
東京都からのご依頼品
レーヨン100%半袖シャツ
色柄:ライムグリーン
クリーニングに出し、染み抜きをおこなってもらったところ、左腹部等染み抜き指示部が白く脱色されて仕上がってきてしまった。
50年代のヴィンテージ品で、1点ものという事で愛着があります。
デザイン、カラーも非常に気にいっており、クリーニング失敗で引き取ってきた際はショックで呆然としてしまいました。
せめて表面の見えるところだけでも脱色部が目立たぬ様、元の状態になればと思いご相談させていただきました。
何卒宜しくお願い致します。
抜染処理 5,000円(税別)
全体染め直し 12,000円(税別)
ボタン取り外し取り付け 800(税別)
正直色を全部抜いて染めなおすなんて事ができるとは思っていませんでした。
丁寧且つ分かりやすい説明を事前に頂き安心して依頼する事ができました。
今回、自分的にも白洋舎の技術に対して、疑問を感じましたので、今後しっかりと自分の服を守るべく近くの良いクリーニング店を探してみようと思います。
今回依頼主様は修復費用はクリーニング店側に請求するような段取りを取って当社へご相談頂きました。
アウター衣類の場合はメンテナンスはドライクリーニングになりますので、部分染色を行うケースが多いですが、インナー衣類特に夏物は部分染色では一時的には色が回復しますが定着力が弱く、1回の着用で家庭洗濯をするような衣類は染め直しをお勧めする事が多いです。
今回抜染して染め直しという工程を選択した大きな理由として以下の3点があります。
1、塩素脱色の範囲が5か所以上あった
2、襟周りも含め脱色以外の色やけ、変退色が多く見受けられる
3、身頃の刺繍が化学繊維で色が抜けないという事が分かっていた
「抜染染め直し」という作業自体は大変生地に負担をかける作業です。
年代物という事で正直迷いましたが、作業に対するメリットデメリットをご依頼主様に十分説明して了解を頂き作業をさせて頂きました。
この施術内容の場合色は元の色に100%戻るという事は決してありません。
今回は年代物で色がかなりくすんでいる状態で、染め直した色が元色より依頼主様のイメージに合ったようで大変喜んで頂きましたが、染め直しは色を調合しても素材よって、生地の傷み具合によって色の出方が変わります。
簡単に染色や染め直しができると思っている方がいますが、今回のような作業は条件が合わなければ行わない施術ですので、現物を見て診断してからの最終的な判断になります。