クリーニンングトラブル相談ランキング1位:バッグの汚れ
クリーニンングトラブル相談ランキング2位:革製品の染み(シミ、しみ)
クリーニンングトラブル相談ランキング3位:財布の汚れ
クリーニンングトラブル相談ランキング4位:日焼け、色焼け
クリーニンングトラブル相談ランキング5位:衿・脇の黄ばみ
修復No.200675 革バッグにボールペンのシミ
バッグボールペンのシミ全体
バッグボールペンのシミ処理前1
バッグボールペンのシミ処理前2
バッグボールペンのシミ処理後1
バッグボールペンのシミ処理後2
東京都からのご依頼品
ルイヴィトン アステリア マヒナハンドバッグ
色柄:マグノリア
内側にボールペンのシミがたくさんできてしまいました。
染み抜きのお店に相談したのですが、内側についたボールペンは薄くはなるけど完全には取れないと言われました。
お気に入りのバッグなのでどうしても取りたいですお願いします。
特殊染み抜き 5,000円〜範囲と個所数で変わります。
部分縫製費用 5,000円〜範囲と個所数で変わります。
内側についたボールペンのシミは落とせないと聞いてたので、きれいな状態に戻って大変満足できました。気づいた時には内側にボールペンのシミがたくさんあって呆然としましたが、御社に依頼して良かったです。たくさんつけてしまったので大変だったと思います。ありがとうございました。
ボールペンのシミの相談はとても多いです。
ボールペンのシミはボールペンを溶かして抜き取るという作業ができれば問題ありません。
「溶かす溶液を使っても素材上問題ないか」と「溶かしたインクを溶液と一緒に抜き取る環境を作れるか」の2点が染み抜きのポイントになります。
マヒナ内張はマイクロファイバーというフェルトっぽい生地になります。
ヴィトンは最近この内張り素材を使うケースが多いですが、ボールペンを溶かす事は問題ありませんが、溶液と一緒にきれいに抜き取るという作業が内側だと難しく、縫製を一部解いて隙間を作って染み抜き後に縫製して閉じる作業が必要でした。
この2点がボールペンのシミには重要ですが、その2つをクリアできれば必ず落とせるのがボールペンのシミです。